少年時代@Across
2006年4月28日 星組どこの場面だったかは覚えていないんだけど、1幕のどこか。
少年たちが舞台の奥へ向かって駆け出すシーン。
階段のたもとまで近づいたところで、普通ならそのまま止まろうとするんだけど、わたるくんは、そこでもう一歩ぐっと踏み込んで、ほんの一瞬、スピードをあげたんだ。それから、止まった。
ああ、そうだ。
ぼくらはそれをやったよね。
仲間たちと過ごした放課後に、ぼくらはそうやって、遊んでいたよね。
休み時間の中庭で、ほんの一時だけ流行ったチキンレース。そのブームがあっという間に去った後も、なんとなく、意識もしないで習慣的にやってた。
そうやってアクセルをかけて、それから止まるとさ、その加速度で、なんとなく、景色が違ってみえるものでさ。
当時はそんなことほとんど意識もしてなかったけど、でも確かに、なんでもないことで、なんでもない一瞬が、特別な一瞬に変わっていたよね。
今振り返ればいとおしい、少年時代のなんでもないささやかなエピソード。
これが表現できるのが、わたるくんのすごいとこなんだと思いました。
1幕の湖月わたるは「わたさん」でも「わたるさん」でもなく「わたるくん」でした。
だいすき。
少年たちが舞台の奥へ向かって駆け出すシーン。
階段のたもとまで近づいたところで、普通ならそのまま止まろうとするんだけど、わたるくんは、そこでもう一歩ぐっと踏み込んで、ほんの一瞬、スピードをあげたんだ。それから、止まった。
ああ、そうだ。
ぼくらはそれをやったよね。
仲間たちと過ごした放課後に、ぼくらはそうやって、遊んでいたよね。
休み時間の中庭で、ほんの一時だけ流行ったチキンレース。そのブームがあっという間に去った後も、なんとなく、意識もしないで習慣的にやってた。
そうやってアクセルをかけて、それから止まるとさ、その加速度で、なんとなく、景色が違ってみえるものでさ。
当時はそんなことほとんど意識もしてなかったけど、でも確かに、なんでもないことで、なんでもない一瞬が、特別な一瞬に変わっていたよね。
今振り返ればいとおしい、少年時代のなんでもないささやかなエピソード。
これが表現できるのが、わたるくんのすごいとこなんだと思いました。
1幕の湖月わたるは「わたさん」でも「わたるさん」でもなく「わたるくん」でした。
だいすき。
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